Kimono/Craft ツチモト
七五三・お宮参り
七五三衣裳のご準備
●三歳 男児・女児
・お着物・被布コート・帯・袴・帯揚・帯締・しごき
・半衿・重ね衿・草履・巾着・筥迫セット・髪飾り・足袋
●五歳 男児
・お着物・羽織・角帯・袴セットなど
・お守り・懐剣・末広・羽織紐・雪駄・足袋
●七歳 女児
・四つ身お着物・帯・帯揚・帯締・しごき
・半衿・重ね衿・草履・バッグ・筥迫セット・髪飾り・足袋
七五三衣裳のお手入れ・お直し
・お母様が着られた時のお衣裳のシミ抜き、お手入れ
・お子様の寸法に合せて肩揚げ・腰揚げ・お袖直し等
・お宮詣り、写真撮影など着用後のお手入れ
【きもの・襦袢・袴のお直し】
（例１）初着・重ね着から三歳のお着物へお直し
・肩揚げ・腰揚げ・袖丸付・紐位置直し・半衿付
（例２）五歳男児の着物・羽織の裄・袴の裾丈直し
・着物、羽織の肩揚げ・袴の裾上げなど
（例３）七歳女児の四つ身の着物・襦袢のお直し
・肩揚げ・腰揚げ・半衿付など
【きもの・襦袢・袴・帯など着用後のお手入れ】
・絹精洗・汗処理・シミ落とし・ほつけ直し
お宮参り衣裳のご準備
・祝着男女・フードセット 白・ピンク
お宮参りの小物は、赤ちゃんの幸せを願う想いが込められています。小物の種類は地域によって様々です。
【扇子】
末広がりな人生であることを願う
【お守り袋】
神社に参拝した際に授与されたお守りを入れる袋
鶴が描かれている場合「長生きできますように」という意味が込められています
【紐銭】
主に近畿地方で見られる風習。親戚、ご近所の方などからのご祝儀袋を祝着につけます。
【犬張子】
犬の子のように、健康で丈夫に育ってほしいという願い、また、犬は邪気を祓う霊獣といわれており、数え３歳になるまでの災厄を犬張子が身代わりとなってかぶる意があります。
【でんでん太鼓】
形状から、角が無く穏やかで素直な子に育つように、また太鼓を鳴らす音には、邪気悪霊や災難を祓う効果があると考えられていました。
【誕生記】
成長を記録する巻物。
誕生日、命名式、お宮参り、お食い初め式、初節句、初誕生、七五三などの日付や手形を残したりします。
【よくある 七五三・お宮参り衣裳についての ご相談 お問合せ】
●随分昔に子供に着せた産着が、シミや色あせしています。直して使えますか？
➤お直し出来る場合と、生地等が弱っていると、お使いになれない場合もございます。
先ずは状態を見させてください。
●五歳で産着（のしめ）の着物が使えますか？
➤お使いいただける場合もありますが、ご成長の度合いによって、衿合わせが窮屈となり、お使いいただけない場合がございます。お使いいただける場合でも、紐位置のお直し、羽織のご準備などが必要となります。
●着物・小物など一式揃っているか？サイズがあっているか見てほしい。
➤お子様と一緒に、御衣裳をお持ちいただき、ご来店いただければ、寸法、必要なものの確認など、ご相談させていただきます。
●七五三の準備をいつ頃から始めればよいですか？
➤慣わしでは、11月中旬頃にお参りとなりますが、
近年ご家族がお揃いになられ、神社等への予約の都合で、早めにされるケースも多くなりました。
お参りや、前撮りなどの日程により、３ヶ月前後ほど前からご準備されることが多いようです。
新規ご購入か？お持ちの衣裳を直して使われるか？
足りないものはないか？サイズがあっているか？
確認をし、揃えていく、お直しをさせていただくお時間が必要な場合がありますので、先ずは一度早めにご相談いただくと安心でしょう。
先ずはお気軽にお問合せください。新規ご購入準備～お持ちの衣裳のお直し、衣裳の寸法直し、足袋やお草履の大きさ、足りない小物のご準備、コーディネートなど、ご相談は、無料で対応させていただいております。
模様の意味・願い
【鷹】①空高くから遠くを見渡せる➡本質を見抜く眼力。②獲物を捕らえる爪➡つかんだ幸運を離さない。
【虎】勇ましい姿➡たくましく、力強い子に育ってほしい願い。大願成就。
【龍】①気高さ・知力と威厳の象徴➡出世、飛躍、大願成就の想いが込められている。②神の使いとして自然と密接に関係➡豊穣・繁栄の象徴。
【鯉】滝登りの柄は、立身出世の願い。苦難を乗り越え成功を勝ち取る。
【兜】①災害から身を守る。②武士の象徴➡出世や地位の向上。③勇ましさの象徴。
【鶴】お守りを入れる袋に鶴が描かれているもの➡長寿祈願
【矢】①矢が的を射る➡災いを退け幸運を招く。子供の未来の目標達成。②破魔矢のように邪気を祓う。
【軍配】①武将が戦場で指揮する際に使用➡リーダーシップ、組織をまとめる決断力・行動力を持つ子に育ってほしい。②人生の節目で良い方向へ進めるように。
【宝尽くし】①中国の吉祥思想「八宝」（打ち出の小槌・宝珠・分銅・巻軸・隠れ蓑・丁子など）縁起物として描かれる。宝物は地域や時代によって多少異なります。
【打ち出の小槌】①願いを叶えながら振ると欲しいものが出る伝説から、お金や物に困らず豊に暮らせるように。 ②一寸法師が打ち出の小槌で大きくなる物語から、子供の成長を願う。
【巴太鼓】巴柄は魔除けとして古くから用いられている。太鼓の音が鳴る➡「良く鳴る＝良く成る」縁起と成功の象徴として描かれている。
【鼓】①神聖な儀式・祭で用いられることが多いため、縁起物。②鼓の良い音から、実りや成功を暗示する。③平安文化の雅なものへの憧れ。④知性や教養の象徴。
【宝船】①七福神や八仙が乗る宝物を積んだ船➡一生困らない幸運と繁栄。
②船は人生の門出を祝う柄
【波】①波がくり返し永遠に寄せて返す➡永遠や不滅、誕生、長寿。②青海波のように穏やかに広く続く➡末永く穏やかな暮らしが続く願い。
【富士山】①頂上を目指す困難を乗り越える➡何事も一番になれる祈願。②姿から立派な人に育つように。③富士＝不死➡長生き・健康に育つ願い。
【松】①常緑樹で樹齢が長い➡長寿の象徴。②末広がりの形➡縁起物。子孫繁栄。
③神聖な樹木とされている➡威厳を象徴する柄。
【花】様々な花の組み合わせ「花束」「花丸」「花車」「花篭」など。梅➡生命力 桜➡国花で五穀豊穣の意 牡丹➡高貴・富貴 女の子の着物に多い柄
【松竹梅】松➡冬でも深い緑の葉をつける。 竹➡冬でも色褪せず、みずみずしい青葉をつける。 梅➡寒い冬を耐え、春真っ先に花開く。 忍耐力・生命力の意味から吉祥柄として使われる。
【蝶】健やかに美しく成長して欲しい願い。蝶には、不老不死の意味もあるといわれている。
【兎】飛ぶ➡飛躍を表し、物事がとんとん拍子に進む。
【毬】平安時代の貴族の遊びから高貴な意。丸い形から、丸く平穏無事に健やかに育ってほしい願い。
【鈴】音は、古来から魔物や獣を追い払い、神様をお呼びする力があると信じられており、邪気を祓う。神様へ祈りや願いを聞いていただく意味が込められている。
【貝桶】平安時代、一対の貝殻を見つけ出す「貝合わせ」という遊びがあり、その貝をしまっておく器が貝桶。やがて嫁入り道具となり、夫婦円満の意味を持つようになり、慶事の着物の模様として描かれるようになったとされている。
【束ね熨斗】熨斗は、慶事の進物の熨斗アワビを表した文様で、長い帯状の数本を束ねた「束ね熨斗」は、多くの人から祝福され、幸せを分かち合えるよう、人の縁に恵まれる願いが込められている。
【扇子】末広がりの形から、富の象徴・発展・繁栄の縁起のよい模様
【糸巻】①糸が長くのびる➡長寿祈願 ➁糸が途切れない➡子孫繁栄 ③長い糸で縫う➡人と人の結びつき・絆 ④糸巻き動作➡手仕事が上手になることを願う
※模様の由来などは、時代・地方・その他様々な説がありますが、子供の成長・将来への願いがこめられています。
